パンドーロとパネットーネの永遠論争、ヴェローナのパンの歴史を見てみましょう
イタリアの他の料理と同じように、パンドーロの歴史も大昔から始まる。1800年代の終わり頃に、有名なMelegatti社のドメニコ・メレガッティ氏が特許庁に8角の星の形した菓子を商標登録した。Nadalinというヴェローナの菓子の進化として、パンドーロが1894年誕生した。更に昔、古代ローマにパンドーロに似たようなレシピがあったという。一世紀のガイウス・プリニウス・セクンドゥスの著作にオイル、バターと小麦粉で作られたPanisという菓子について書かれている。
クリスマスの代表的な菓子であるものの、ミラノのパネットーネより売り上げが下回っている。
手作りのパンドーロが人気であり、イタリア中のパティシエが様々なバージョンを提供している。もともとの産地であるヴェローナから始め、イタリア全国のパンドーロを以下に述べていく。
ヴェローナ県のガルダにあるRegina Adelaideホテル内のA I Dolci Della ReginaパティスリーではふわふわでクラシックなPandoro della Reginaというパンドーロを作っている。その特徴は発酵である。3回も発酵させ、最後に14時間もかけている。
ヴェローナ県のサン・ジョヴァンニ・ルパトートのLorenzettiパティスリー1970年からパンドーロは自慢の菓子である。ダニエーレ・ロレンツェッティ・パディシエがクラシックなパンドーロはもちろん、赤ワインのレチョート デッラ ヴァルポリチェッラの使ったヴェネツィアーナ(パンドーロとパネットーネの間の形の菓子)を提供している。
イタリアの伝説のパティシエのイジニオ・マッサーリのPasticceria Venetoパティスリーではバランスのよいクラシックなパンドーロとパンドーロ・スフォリアというモダンなバージョンが味わえる。
アマルフィ海岸のミノーリで活用しているアルフォンソ・ペーペ・パティシエが北イタリアの伝統を掴んで、自分らしさを込めた。36時間を発酵させ、柑橘類のニュアンスのパンドーロである。
大型物流では100年の歴史のあるPaluani社は今年のクリスマスに新しく2種類を出すことを発表した:詰め込みパンドーロの1921とクラシックのGran Velo。自然な材料と発酵種の使ったパンドーロである。