クリスマスディナーのときにパネットーネに合わせるワインを選ぶときに使える些細なガイド
秋に入り、クリスマスが近づいてくるときにディナーの〆は間違いなくパネットーネなのだ。パネットーネはシンプルであるものの、相性のいいワインを見つけるのが難しという。パネットーネにブリュットなどのドライスプマンテを合わせることがよく見られるが、パネットーネのアロマを隠してしまい、ワインの硬さも際立つ。
失敗しないように、ミニガイドを書き上げた。
第一:甘味 甘いものに甘いワインを合わせる。デザート用のワインであろうが、甘口スプマンテであろうが、甘口が最も適切である。他の料理の場合は味に対比するワインも選べるが、パネットーネの場合は甘口のワインでないと、ワインの硬さが際立ってしまう
第二:味 パネットーネとその中身を考えて合わせることが大事である。レーズンやチョコレートなど材料の多いパネットーネには強度な芳香の持続性のワインがおすすめである。ヘーゼルナッツのパネットーネであれば、少々の芳香の持続性のワインが適切である。スパイスの多いパネットーネの場合では、ゲヴュルツトラミネール・パッシートなどの風味豊かなワインが最適だと思われる。または砂糖漬け入りのパネットーネにはシャンパーニュ・ブラン・ド ブラン・ドゥミ・セックの芳香はその砂糖漬けの後味との相性が良いという。
第三:機会 最後に機会によると、よりお洒落なワインを選ぶとのことである。クリスマスディナーのような特別な機会の場合、レベルの高いワインを選ぶと間違いないでしょう。上記のシャンパーニュ・ブラン・ド ブラン・ドゥミ・セック、ソーテルヌ、パッシート・ディ・パンテッレリーアなどの残留糖度の多めのワインとの相性がとても良いという。
以下にパネットーネとワインのペイリング10選を述べる
- ドライアプリコット入りパネットーネ パッシート・ディ・パンテッレリーアDOC サルヴァトーレ・ムラーナ
- カスタードクリームのパネットーネ トレントDOCドュミ・セック フェッラーリ
- チョコレートのパネットーネ プリミティーヴォ・ドルチェ
- DOCG 11フィラーリ カンティーネ・サン・マルツァーノ
- レーズン入りパネットーネ モスカート・ダスティDOCGニヴォレ ミケーレ・キャルロ
- ドライフルーツと砂糖漬けのパネットーネ ウンブリアIGTムッファート・デッラ・サーラ アンティノリ
- ピスタッキオやヘーゼルナッツのパネットーネ レチョート・ディ・ソアーヴェ・クラッシコDOCG レ・コロンバーレ ピエロパン
- ドライフルーツと砂糖漬けのパネットーネ ヴィン・サント・デル・キアンティ・クラッシコDOC カステッロ・デル・ポミーノ
- ベリー入りパネットーネ フランチャコルタ・ロゼ・ドュミ・セックDOCG ラ・モンティーナ
- 柑橘類入りパネットーネ ラツィオIGTグレケット・パッシート・ムッフォ セルジョ・モットゥーラ
- シナモン、ナツメグ、生姜、ヴァニラなどのようなスパイスのパネットーネ ゲヴュルツトラミネール・パッシート・ヴェンデッミア・タルディーヴァDOCテルミヌム カンティーナ・トラミン