レストラン業界は最もコロナウィルスの影響を受けた業界である。
イタリアの高級レストランといったら、単なる料理そのものだけではなく、ホスピタリティーや、音、音楽、色合いなどを全部含めてレストランが成立される。これらはデリバリーのメニューには入れがたい:家で作れるものの、星付きシェフが作ると料理とはやはり違う。
レストランのテーブルに座って楽しむことになれている私、ディナータイムは閉店と省令が出たときに絶望した。それにイタリアや海外の行く予定だったレストランランチも閉店や完全に閉店したレストランもあると聞き、更にやけになった。
だが、星付きレストランもこの時代に合わせ、デリバリーを始めた。家でも毎日違う星付きレストランの料理を食べるのが悪くないのではないかと思い始めた。世界のレストランを訪ねたきっかけ、様々なフォークセットや刃物を手に入れた。サービスは苦手だが、カトラリーの並べ方には自慢がある。
イタリア全国にデリバリー可能なレストランを全て試してみた。
最初はローマのL’Avvolgibileのシェフ・アドリアーノ・バルダッサッレのグルメパニーニ2つ届けてもらった:バッカラのパニーニとグリーチャとチコリーのパニーニのおいしさのあまりに驚いた。
しばらくシチリア島のラグーザにあるDuomoレストランに行けないが、チッチョ・スルターノ・シェフのオンラインショップではエキストラバージンオリーブオイルやラグーザのチーズなど色々購入できる。それに代表的なパスタTuridduとブッゾナッリア(マグロの血合い)のパスタを自分で作れるキットも販売されている。
世界中有名なシェフ・カルロ・クラッコが大人気である。ヴィテッロ・トンナート 、リーソ・アル・サルト(焼きリゾット)、野菜ラグーなどのシェフの料理の味が唯一である。それにシェフがお店で使う食材も買うことができる。
50周年記念を迎えたイモラのSan Domenicoレストランのデリバリーは忘れらない。代表的な料理のUovo in Ravioloを食べなくてはならない。店はランチにオープンしていることをきっかけに、行ってみた。50周年記念限定メニューはこの50年のレストランの歴史を語るメニューである。
Antica Corte Pallavicina農場のクラテッロ・ディ・ジベッロやSpigarolinoサラミ、パルマ風コッパを食べると、家に居ながらもポレージネ地方にいる気分になる。
モデナのErba del Reレストランのデザインの缶に入っているパネットーネやパン類を食べる価値がある。シェフのルカ・マルキーニは若手レストランオーナーシェフ協会の会長だ。
ルッカ出身の多才シェフのクリスティアーノ・トメイ5品入りのImbuto Boxが魅力的でおすすめである。肉、魚、野菜、ヴィーガンと雑食バージョンを選べる。
ベネヴェント県テレーゼ・テルメにあるKresiosレストランのシェフ・ジュゼッペ・ヤンノッティは8pusという魚料理のデリバリー専門店を最近オープンした。全国に家で作れる海の幸ボックスを届けている。
パレルモのI Pupi di Bagheriaのシェフのトーニ・ロ・ココは古典シチリア料理と寿司のフュージョン料理を提供している。シェフの長いキャリアでは様々な有名人に作った経験がある:ビル・ゲイツ、ダライ・ラマ、ヘンリー王子、シャーリーズ・セロン、ヨルダン王妃ラーニア、デンマーク王家とショーン・ペン。そして星の男にもね。