パンデミックやロックダウンの月々が続く中、常連客に忘れられないよう、デリバリーを始めた店が多い
ここ一年間、イタリアのレストラン業界が大きい変化を遂げてきた。コロナウィルスの影響で、店の改変を余儀なくされた。キッチンの仕事や接客の日常が激変した。
完全に閉店になることを避けるべく、多くの店がデリバリーを始めた。
活発的なボローニャでは、経済的な側面だけではなく、常連客の接客を続けるためにも数多い店が出前を始めたという。
その中、最高の店を選んできた。
Dispensa Emilia
イタリア全国にある、エミリアの心を代表しているチェイン店である。伝統とモダンが混ざる店であり、一番人気なのはティジェッレである。特質の材料と安い値段の組み合わせがDispensa Emiliaの急速な拡大の秘密である。
Barberè
ボローニャ発祥のピッツァチェーン店では天然酵母のみ使われ、消化のしやすいピッツァを提供されている。Barberèでは3つの生地を選択できる。
Classico:天然酵母と小麦粉タイプ1、常温で24時間寝かした生地。
Speciale:スペルト小麦粉、セナトーレ・カッペッリ小麦粉と天然酵母の生地。
Idrolisi:お湯に寝かした麦の利用した生地。
Trattoria da Me
ボローニャの歴史的なレストラン。ここ数年、ケーブルテレビの番組「Quattro Ristoranti」で一位、2018年に「ボローニャ風コトレッタ賞」を獲得、などなどの実績を積んだレストランである。
デリバリーメニューにはボローニャの代表的な料理のトルテッリーニや、ラグーのタリアテッレ、コトレッタ、クレシェンティーネ、トマトバターのトルテッローニ。伝統的な料理のみならず、モダンな料理も提供されている:チーズのジェラート乗せのローズマリーで作られたチャルダやら、ブロッコリーと菜の花とオリーブのリコリス風味のクリームやら、実験的料理が様々である。
Trattoria da Giampi e Ciccio
本物ではない観光客向けのトラットリアが多い中、Trattoria da Giampi e Ciccioでは真のボローニャ料理を味わえる。ボローニャ料理のように、店もシンプルで濃い。ラザーニャ、コトレッタ、トルテッリーニ、フリッジョーネ(玉ねぎとトマトのペースト)、リコッタとモルタデッラの詰めパスタなどなど、全てボローニャの伝統的な料理である。カロリーが非常に高いが、味豊で真のボローニャ料理が味わえる。
Massimiliano Poggi Cucina & Vicolo
ボローニャ県のトレッボ市のColombina Il Massimiliano Poggi Cucinaレストランとマッジョーレ広場の近くにあるVicolo Colombinaレストランではエミリア地方の伝統と繋がっている。前者の料理は現代的なエミリア料理を提供している。後者は味の濃い古典的なエミリア料理を提供している。Massimiliano Poggi Cucinaのデリバリーボックスの4品が自分の家で最後に仕上げるシステムである。注文できるのは金土日、ボローニャ周辺のみとなる。フジッリとメディチーナ産玉ねぎが代表的な一品である。
Vicolo Colombinaのデリバリーは毎日注文可能であり、モルタデッラのスフォルマート、ローストホロホロチョウ、ラザーニャなどの伝統料理を家で味わえる。
Oltre
#makebolognagreatagain
マヤーニ通りのOltreレストランのSNSでよく使われるハッシュタグだ。ミシュランガイドに載っている、モダンでオリジナルの料理がOltreの長所である。
若いながらも、ボローニャ出身シェフのダニエーレ・ベンダンティがイタリアとスペインの数多くのミシュラン星付きレストランで勤めた経験がある。
デリバリーはラグーやワインがもちろん、人気なパティシエのピエルルイジ・サピエンテとのコラボで手作りパネットーネも提供されている。全ての食品がヨーロッパ中にデリバリー可能である。