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町とワイン、イタリアの宝物

ヴァル・ディ・キアーナとヴァル・ドルチャに挟まれ、モンテプルチャーノが美しい中世の町である。紀元前4世紀にエトルリア人によって創立され、長い歴史の持つ町である。モンテプルチャーノの中心がピアッツァ・グランデ広場にあるパラッツォ・コムナーレである。14世紀に建てられたルネッサンス期の建物であり、フィレンツェのヴェッキオ宮殿に似ているという。町をあるくと多数の教会や、ルネサンスの建物を鑑賞することができるが、町よりも有名なのはモンテプルチャーノの土地である。その土地にあるブドウ畑からヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノDOCGが作られている。世界中の賞を受け、登録番号AA000001のイタリアの最古のDOCGワインである。明るい色の赤ワインであり、花の深い香りを持つ。サンジョベーゼ種の70%以上の使用が義務づけられ、かつトスカーナ州での栽培に適した黒ぶどう品種のみを30%まで混ぜることが可能となっている。サンジョヴェーゼ種ではロッソ・ディ・モンテプルチャーノDOCとキアンティとデザート用ワインのヴィン・サントも作られている。これらはリッチで濃いトスカナ料理との相性が最適である。例えばトスカナの伝統的な生パスタのピーチのラグや焼きパンなどなどがおすすめ。

モンテプルチャーノでは8月の最後の週にBravìo delle Bottiというピーチの祭りが行われる。大昔から行われる行事であり、モンテプルチャーノの8地区が対抗し、下からワインに満ちている樽を町の坂道に転がす競技を行う。この祭りに加え、2003年からA Tavola con il Nobileという料理大会も行われている。毎年変わるテーマを参考に、8地区がヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノとの相性が良い料理を作る大会も行われる。

リボッリータやパンツァネッラなどのパンベース料理が有名であるが、モンテプルチャーノでは肉料理も有名である。チンタ・セネーゼ豚やキアニーナが世界中で知られている。

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