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様々な文化の交差点、はるかな昔の伝統、レッチェの宝

イタリア半島のかかとであるプリア州は、山のない地域であるためタヴォリエーレだとも呼ばれる(ターヴォラ=板、板のように平たいという意味)。サレント半島のレッチェ県はグレチア・サレンティーナ(サレント半島のギリシャ)とも呼ばれ、現在でもサレントの方言とギリシャ語の混ざった言語のグリコ語が話12町が存在しているという。それらはカリメーラ、カルピニャーノ・サレンティーノ、カストリニャーノ・デ・グレーチ、コリリアーノ・ドトラント、クトロフィアーノ、マルターノ、マルティニャーノ、メルピニャーノ、ソリアーノ・カヴール、ソレート、ステルナティーアとツォッリーノ。グリコ語が話せる人が徐々になくなっているが、まだグリコ語を守っている学者がいる。

グレチア・サレンティーナの多様性の影響が料理にも響いた。2000人の人口のツォッリーノではScèblasti(グリコ語では無形という意味)が味わえる。それは小麦粉をカボチャ、オリーブ、玉ねぎ、ズッキーニ、オイル、唐辛子、塩、ケッパーと練って作るパンである。ツォッリーノのエンドウ豆も有名である。黄色で古代ギリシアから知られている豆である。毎年農家たちが吟味した上の種だけを選び、植えていく。収穫は手だけでされ、非常に上質なものになってきた。豆が小さいが味がリッチであり、乾燥させて食べられる。ツォッリーノの住民たちにとっていかにも大切なものであり、そのエンドウ豆のために彫像まで町に置いたそうだ。ツォッリーノのお城の中、Da Fabioレストランが設置されている。毎年壮大な音楽祭のNotte della Tarantaの有名なアーティストたちがツォッリーノを訪れ、Da Fabioでグレチア・サレンティーナの美食を味わう。

最後にツォッリーノの代表的なデザートのSibillaを欠かさず食べてみるのがおすすめである。

カルピニャーノ・サレンティーノでは必ずサンタ・クリスティーナ地下聖堂を訪れなければならない。そこでサレント半島では最も古いビザンツ儀礼の遺跡を見ることができる。カルピニャーノの中央広場には昔の地下搾油所が残っている。そこで昔のオリーブオイルの作る方法がわかるのだ。ただし衛生の悪さのあまり、それは食のオイルではなく、照明器具としてのオイルランプであった。

この町の食べ物はCiciri e la Triaという貧乏飯である。玉子の使っていない揚げ生パスタだという。もう一つの現地料理はTaieddhraというムール貝、ジャガイモ、米と野菜の料理だそうだ。スペインのパエリアに似て、プリア州がスペインに統治されている時代に現れたとされている。カルピニャーノ・サレンティーノでは肉料理の文化も強く、トマトソースの馬肉やTurcinieddhiという仔羊の肉巻きがおすすめ。最後に町の中心にあるBar Naimaの裏にある庭が緑に恵まれて一息つける場所だ。

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